勤務より酒の方が長い人 - 某JRの愛すべき社員

 「誰も語りたがらない 鉄道の裏面史」

佐藤 充 5年ぶりの書き下ろし!
107 名の死者を出した「福知山線脱線事故」、政治家の思惑がからみあう「新幹線の利権」、鉄道が買われる「阪神電鉄村上ファンド買収事件」、東京を襲った未曾有のテロ「地下鉄サリン事件」、首都圏で起こった乗客の暴動「上尾事件」、初代国鉄総裁の謎の死「下山事件」……
2015年5月15日発売
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勤務より酒の方が長い人 - 某JRの愛すべき社員

忘年会シーズン。
この時期になると、普段お酒を飲まない人でも、何回か飲む機会がある。

今回は、鉄道会社の酒の飲み方を見てみよう。

鉄道の現場というのは、やはり働きやすいところなのかもしれない。

「3K職場で一番楽な人」
http://railman.seesaa.net/article/10157760.html
では、日勤と深夜勤のダブルヘッダーなど、ちょっと辛い勤務を紹介した。

しかし辛いとはいえ、現場は残業が少なく、勤務時間という面では楽である。

酒飲みには最高な環境。

5時半に勤務が終了すると、6時前に行きつけの飲み屋に入る。
勤務地近くの社宅や寮に住んでいる人は、これがエンドレスな時間の始まである。

寝る時間の直前まで粘って、飲み屋を出るのが25時半!
計算すると、勤務時間よりも長く飲んでいたことになる。

大卒総合職ともなれば、たまにはこんな飲みにも付き合う。
彼らは、

「普段は聞くことのできない現場社員の意見を聞け!」
「職場を活性化させろ!」
「現場に飲み込まれず、溶け込め!」

などと刷り込まれているので、異常な酒飲みとの付き合いも「勉強の一環」として取り組むことになる。
(こんなのが「勉強」といわれるので、学校の勉強を真面目にやってきた人たちは混乱することが多い。)

確かに、エリート風を吹かせているより、

「酒飲めばただの馬鹿です」

と思われた方が、後々仕事がしやすくなる。

大卒総合職は、あっという間に、人に仕事をお願い(指示)するような仕事に就くが、現場のおじさんとの付き合いは理屈ではない。
大卒総合職の若いやつに、黙って従うのは面白くないものだ。

大卒総合職が最短で現場のおじさんと仲良くなるには、一緒に酒飲んで、一緒に馬鹿をやって、仲間意識を育てておくのが一番手っ取り早い。

それも、おじさんの説教をただ聞かされるような飲みではダメ。酒飲んでケツを出してみたり、問題にならない程度に馬鹿をやって、おじさんを圧倒させると効果が大きい。


筆者が学生のとき「商社の男たちは”男芸者”と言われ、馬鹿みたいに酒飲むのが仕事」だと言われた。
そういう業界を避けて入社したつもりだったが、鉄道も同じだった。

posted by 鉄道業界舞台裏の目撃者 at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 某JRの愛すべき社員たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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