「うちの会社では出身大学による差別は一切ありません。」
「実力本位ですので、各自大いに頑張ってください。」
表向き、どこの会社でも人事部は新入社員にこういって発破をかける。
嘘でもこう言わないと、社員のやる気がでないからだ。
「一流大学出身者でない諸君。君らはどんなに頑張っても、一流大学出身者より出世は遅く、仕えることになります。」
と言われれば、初めから頑張らないし、同期の連帯感など生まれない。
大手の鉄道会社では、昇進試験があり、一見公平に見える。
だが、結果を見れば不自然さの多い昇進試験。組合問題は別にしても、不公平感を感じずにはいられない。
その証拠に、本社幹部の出身学校を見てみるといい。ほとんどが旧帝国大学出身者である。
公平な昇進試験ならば、どうして旧帝国大学出身者ばかりがトップを占めるのか。
もちろん、中には私大出身者も混じっているが、そこまで登りつめる人は、相当な実力者。
鉄道の世界での実力者と言うのは、政治の世界の実力者と同じで、人をなびかせるようなオーラを備えた人である。人前で話をすれば、説得力があるのはもちろんのこと、それ以上に聴衆をひきつける不思議な力を持つ。
そういう人だけが、旧帝国大学出身のグループの中で、一定の地位を保てるのである。
鉄道会社のように、社員が多く、専門性の薄い世界では、総合職の人々の出世意欲は高い。(専門性が薄いと、エネルギーが仕事の中身よりも出世競争に向きやすい。)
会社により異なるが、総合職で最初に出世に差がつくのは、主任職もしくは助役職試験である。
ここでは、一部の人のみが遅れを取るので、感覚の鈍い人たちはまだ気づかない。
その次の昇進試験。そのあたりで、昇進できる人の方が少数派になり、出世する傾向に誰もが感づく。
技術系の社員であれば、修士号を持っている人が有利であり、出身大学は旧帝国大学が明らかに強い。
その現実を知ったとき、今まで見えなかったものが色々見えてくる。
「だからあの人たちは、地方赴任も近場で、主要支社や本社ばかり巡っているのか。」
しかし、そんなこと気にしなければ、大手鉄道会社の出世階段はそれほど悪くない。
並外れて出来が悪く、社内で仕事の評判が最悪な人でも、着実に出世する。
ただ、そのスピードが同期より遅くなるだけだ。
同期意識の強い、昔ながらの会社である。なおかつ、JRなどは民間になってから20年程度。同期の中で、出世に差をつけるだけで大変なことなのだ。
他の世界では生きていけないような、仕事ができない人。そんな人は鉄道に入るといい。
他の世界でも活躍できる人。そんなあなたが鉄道に入ると、学歴主義の壁に悩み、無能な上司に苦労する。

「
社名は絶対明かせない 鉄道業界のウラ話」
posted by 鉄道業界舞台裏の目撃者 at 21:12
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鉄道会社の出世競争
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気になるのですが、大卒現業の場合は出世のスピードは高卒現業と全く同じと捕らえてよろしいのでしょうか?
いずれにしても、総合職との間にはそれなりの壁があるので、同じ大学から総合職に行った奴に無駄なライバル意識を燃やすのはやめたほうがお互いのためによいと思われます。
って、そんなこと誰もきいていませんね。
これでは、益々利便性の高まる航空機・自家用
車に対抗が困難となると思います。
何故ならば、リタンーマッチ等の制度はなく、
学卒=旧帝大卒 高校卒=縁故
と言う世界です。
まあ、自身の不幸があったとき一番辛く、情け
ない人生を選択しなければいけない業界です。
クールに見て、そう思うよ。
志の高い人間の入る世界ではない。
旧帝国大学でなくても就職はできますよ。
旧帝国大学の人ほど出世しないことを覚悟しておけば、公立大学
でも問題ないです。
私は某私立KO大学院生なのですが、有名私立大学院生でも、旧帝国大学の人ほど出世しないでしょうか?
アドバイスお願します。
極端に言えば、鉄道に限らず、官や官に近い企業は、旧帝国大学の力が
圧倒的です。ためしに、トップの出身大学を調べてみてください。
受験の難易度では、私立大学トップも遜色ないでしょうが、社会に出ると
歯が立たない世界があります。
KOは、誤解を恐れずに言うと、OBの結束が固くて群れる傾向があり
ます。その結束力で頑張りますが、旧帝大の壁が厚いところでは、いかん
ともできません。
社会に出ると歯が立たないのですか・・・
ちなみにKO大のライバルであるW大との
出世争いはどうなんでしょうか?
(個人レベルでは色々な人がいるかもしれませんが。)
出世競争が気になる私大出身者は、別の世界に進むことを
お勧めします。
私鉄各社も旧帝大の壁はあるのでしょうか?
ただ、民間資本の時代が長いところは、旧帝大が幅を利かせていない
会社も多いでしょう。
私は関西の比較的難関(でも旧帝大ではない)な国立大を卒業後、関西の旧帝大に大学院から入学しました。
もちろん学歴にこだわっていませんが、旧帝大が有利という事実があるなら、私の質問の答えもおしえていただきたいです。
それ以外は似たり寄ったり。
やはり出世を目指すならT大でしょうが、
T大を出てこの会社というのはもったいないと言わざるを得ない。T大を卒業できる能力があって、かつ
それなりの向上心がある方は、別の世界をおすすめします。
現職さん、
>T大を卒業できる能力があって、かつ
それなりの向上心がある方は、別の世界をおすすめします。
という言葉の真意はどういうことなのでしょうか?(私はT大生です)
鉄道会社だからこそできる社会貢献の大きさは魅力的だと思うのですが…。
そして、人事の方からも高い評価を頂いて、内定が出そうな状況です。
ただ、今日初めてこのHPを拝見させていただいて、鉄道業界の内実に驚きました。総合職の日々の業務は現業の職員方々の管理や調整、ということになるのでしょうか?
他の業界にも内定を頂いていて迷っていたのですが、とても参考になりました。
人気があるからといって安易に飛び込んでいい業界ではないのですね。
「社会貢献の大きさは魅力的」と思われますが、(あえて言うと)それは勘違いです。
この記事で書いた学歴偏重、労働組合などは、会社が内向きな証左です。
以前、本社役員の取り巻きについて書きましたが、
http://railman.seesaa.net/article/23558886.html
そこで、現職さんからも、
「内向きのことにエネルギーを使いすぎ」
とのコメントがありました。
社会貢献というような外向きのエネルギーは乏しく、常に立ち位置は「社内でどう評価されるだろう」です。
その点で似ているのが官公庁でしょう。
彼らは公僕で社会貢献の最たるものですが、非常に内向きの論理で動くではないですか。
少し極論でしたが、現実離れした憧れはやめた方がいいです。
それともう一つ。
「事業が多岐」なことは、「仕事の幅が広がる」ことにはつながりません。
逆に、大きな会社なので、個人の仕事は幅の狭いものになります。
知らない間に自分の人事コースが決まり、コース外の仕事は関与しません。
ついでにもう一つ。
「観光開発から利用者拡大につなげる」というのも、理想論の印象を受けます。
地方自治体の観光開発の実態を見てください。
鉄道会社も過去の経験から投資には非常にシビアで、観光開発などには簡単に手を出しません。
観光開発に変に期待するローカルでは、鉄道会社の仕事は、赤字路線をいかに廃止にするかです。
バンプさんのご想像で、現実と確実に一致するのは「安定性がある」という点だけでしょう。
私は、某大手鉄道会社の総合職技術系で採用され、数年勤めている者です。
このサイトを偶然見つたのですが思わず頷いてしまう内容ばかりですね。
内容から察するに、私は管理人さんや現職さんの後輩にあたるのでは?と思います。
自分の就職活動時にこのサイトがあれば。。
バンプさん
私も当初は社会貢献・仕事の幅が広いというイメージを持っていましたが、それは幻想でしたね。
実は大卒総合職こそマニアが向いてるのでは?
マニアならどんなにジレンマを抱えても”鉄道が好き”で済んでしまうかも(笑)
それはそれで管理者になったら悲惨かもしれませんが。
管理人さん
「辞める理由」大変興味深く読ませて頂きました。大卒なら誰しも一度は転職を考えますよね。
私は転職しても職歴が役立たずなのと安定性は捨てがたいので、二の足を踏んでいます。
そこで管理人さんに質問なのですが、
1.転職時に何をアピールしましたか?また、転職市場において学生時代の研究等は評価されるのでしょうか。
2.鉄道業界にいた頃と現在、どちらが自分の理想に近いですか?
お答えにくい質問であればすみません。
外からは分からない、業界の裏側というものを教えていただき、大変参考になりました。
私は仕事を通じて自分自身を成長させたいと思っています。どこへ行ってもやっていけるような人間性や能力というものを培いたいとも思っていますので、鉄道業界はやめたほうがよいかもしれませんね。じっくり、考えてみます。
書き込みありがとうございます。
ご質問ですが、私の個人的な経験からお答えします。
1.学生時代の研究は評価されませんでした。
これは、技術系ながら私が学部卒だったのが一因かもしれません。
また私が転職したときは、今ほど製造業の景気が良くなかったのも大きいです。
卒業時は引く手が多かったのに、中途採用枠では厳しいものがありました。
2.圧倒的に今の業界が向いています。
今がどこの業界かは秘密?ですが、決断して良かったと思っています。
理由は、変な不条理に耐えることがなく、自分の才覚が活かせて、学ぶことが非常に多い、というところでしょう。
ただ、これら2点については一般論ではなく、私個人の経験です。
ご決断される前には、色々なことを十分調べ、考えられた方がいいと思います。
言うまでもないことですね、老婆心でした。
私は鉄道業界を志望しており、このHPにたどり着きました。
働く以上、給料もそれなりに欲しいと思うのですが、なかなか情報がありません。
某掲示板でも以下の様な事が書いてあり、何が正しいのか判断に迷います。
・四季報にある情報は、現場の人が多いから当てにならない
・労働組合が強いから現場と差は少ない
・給料は東海>東
・東の給料は30才で650万、40才で750万、50才で850万
どれも根拠の無いことではありますが、正しい情報をご存知な方がいれば、教えて頂きたいです。
私は、今度JRの採用試験を控えているのですが全く鉄道業界の知識は皆無です。
私自身、女で地方の名も知られていない私大で、
技術系でもない文系で、もちろんコネもなく、ポテンシャル(総合職?)ではなく鉄道事業の方を志望しています。
男女雇用機会均等法ができ男女を同一に扱っていると言われているんですが、実際のところこの立場で受けるのは場違いみたいなものなんでしょうか?私が住んでいる所(東北)では女性が働いているのをあまりお見かけしないものですから…
また、採用された場合皆が車掌さんや運転士にならなければならないのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありません。。
ご返答ありがとうございます。
やはり学生時代の研究では厳しいものがあるのですね。
ご決断された勇気、少々分けて欲しいものです(笑)
私が思うに、優秀な人ほど鉄道を去る傾向にあるのでしょう。
旧態依然とした会社を変える為に、優秀な人材を採っても
留まらせるだけの”うまみ”が少ないですからね。
会社に染まらない人材が必要、といいますが大抵そのような人は鉄道を去っていきますよね。
地方配属で遠距離恋愛⇒結婚して身動きとれなくなった人は本当に気の毒です。
まさかその為の人事では??と勘ぐってしまいます。
同じ過ちを繰り返さない為にも、転職の際には新卒の時より十分に考慮したいと思います。
ごーさん
私で良ければお答えします。私も給料面は無知でしたから
某大手鉄道会社限定ということで
基本的には、現場も総合職も同じ給料表で昇給します。
総合職だから現場と差をつけて昇給なんてことはありません。
ただ総合職では、一般企業でいう係長・課長クラスの昇進試験に受かりやすいのです。
(現場では定年まで受からない人も大勢います)
この試験に何年で受かるかは、その人が出世コースにいるか否かで変わってきます。
(↑管理人さんの書いてある通りですね)
また、鉄道会社には手当てというものの種類が多いです。
特有の手当てが出る職場(運転士や車掌)や配属都市の手当て(大都市圏)では、
それなりの手当てが出ますので、あるとないでは同期でも差がつきます。
つまり、自分の置かれた環境で額が変わってくるので一概にいくらとは言えません。
が、一般的な高給とりでは決してありませんよ。
私見では地方上級公務員と同等くらいでしょうか。
正直、大学同期の友人と比べると惨めな思いをしています。
大手のイメージとはギャップがあることは確実ですね
ですが、就職にあたり二つばかり質問あります。
@ 現業で採用されても、もし視力などの身体的な制限から駅務でキャリアを積むことになったら、運転士や車掌と比べると給与面でかなりの差がでてくるはずです。そのような場合、家計を支えていけるか心配です。
A やはり現業は総合職とは違い、現実とのギャップが激しいでしょうか。例えば、変則勤務や仕事のハードさ、上下関係の厳しさなど。また、大卒で入社し、やはり生涯(20年、30年)現場というのも就職を考えざるをえないのですが、実際のところはどうなんでしょうか。
鉄道会社のホームページや説明会などでは、離職率の低さなど聞こえのいい外向けの情報ばかりで、現実の情報を得る手段がほとんどありません。このブログを開設された管理人様には大変感謝しております。よろしくお願いいたします。
30過ぎで年収800万の人がいます。
私はけっこう良いと思って鉄道会社に
就職を希望しているのですが公務員の方もこれくらいもらっているのですね。。
年収は大きな関心事の一つですね。
M54さんからもコメントを頂きましたが、私からもコメントしましょうか。
(M54さん、コメントありがとうございます。現職の方からの生情報、大変貴重です!)
M54さんが書かれているとおり、等級、役職が同一であれば、採用形態、職場に関わらず同じ給料になります。手当ての差は大きく、特に都市手当の影響は大きいものがあります。
他の観点で、他業界と比較をすると、
@等級、役職による賃金カーブが急
A現業職が多いので、総合職の出世階段(賃金カーブ)も急
と言えるでしょう。(この辺、どこかの記事で触れましたが)
@に関しては、一般的な他業界では、成果主義の名の下に賃金カーブを抑えてきましたが、鉄道の年功序列的賃金カーブは健在。
Aに関しては、公務員と同様です。
そのため、総合職採用で30代前半で助役になり、それもシフト勤務の当直助役になれば、深夜、休日の手当てもあるので結構いい給料と言えるでしょう。
その上、当直助役の仕事のメインは点呼を取ること。給料の割りに圧倒的に仕事は楽です。
仕事に充足感があるかどうか、私には疑問ですが。
話が横道にそれましたが、どの業界と比較するかで、鉄道の給料の高低は変わってきます。(当然ですが。)
たとえば、流通、小売に比べれば高給でしょう。マスメディアや金融に比べれば薄給でしょう。
ただ、そこそこの給料だと思っていれば間違いないでしょう。
個別のご質問にお答えする前に、まずは鉄道事業採用についてコメントします。
(また現職の方から詳しいコメントがあるといいですね。・・・と、管理人としても期待。)
ご存知だと思いますが、これはかつての高卒採用枠です。
産業界では、少子化によって労働力確保が困難になることを、かなり以前から心配してきました。
その中でも、特に労働集約産業の現業です。
そのため鉄道では、進学率の向上が重なったこともあり、高卒採用枠に専門卒を入れ、昨今では大卒も入れるようにして、労働力を確保しやすいようにしました。
「男女平等・・・」「仕事のやりがいや責任感・・・」について考えるより、鉄道事業採用枠で入社するからには、個人として、高卒枠で入社する覚悟を持ってください。
高卒採用枠ですから、自分の学歴に気後れする必要はありません。
また、ポテンシャル採用とは違うのだと、割り切ることも大切です。
「仕事は自分の方ができる!」
「あいつは総合職だけど馬鹿だ!」
とか、総合職採用と自分を比較するようなことをしてはいけません。男女間はともかく、総合職採用とは明らかに「平等」ではありません。
遅いGWがやってまいりまして夜更かししながら書いてみました(笑)
就活中さん
場違いではないですよ!鉄道事業採用は個人の経歴は全く関係ないと言ってもいいのではないでしょうか。
ちなみに私大文系卒で技術職場に配属になった社員もいますよ。
ただ配属は希望通りに行くとは限らないようですね。
現場の花形?である運転士や車掌を希望してわずかな可能性に賭ける技術系社員も少なからずいます。
女性の場合はまず駅の出札業務等が主となりますので、
自然に車掌・運転士の道が開けますが、なりたくなければ試験を受けなければいいだけです。
就活中さんの希望しているであろう某社は女性の積極採用を謳っています。
女性からの立場として見ると、産休もあり、男性社員との待遇も変わらない
(助役等を目指すなら別ですが)
ので、私個人の意見としては目指す価値はあると思いますよ。
将来の生活設計、とても心配ですよね。
車掌や運転士が他職場に比べて手当てが多いのは事実です。
ですが、現場の不公平感が強く今後は駅とのローテーションを組む傾向になってきていますよ。
将来的には車掌・運転士の手当ては夜間手当てがつくくらいになるのではないでしょうか。
特殊な作業は車掌・運転士だけでなく他職場でも同じですから。
今後もらえる給料で満足できるかどうかはあなた次第です。
私は現場で「給料が安い」との声をよく耳にしました。
ですが、不思議と嫌々と仕事をしている風には見えないんですよね。
それは何故か??自分なりに手抜きをしているからなんですよ。
そしてそれが許されるのは今の会社しかないからなんですね。
私用でサービスが良いと評判の競合他社線に乗ることがあるのですが、
車掌・運転士を見るだけでも行き渡った規律・統制感を感じることができます。
某社にはそれがない。これから現場への就職を目指す皆さんには職場の先輩ではなく、
競合他社を見習って欲しいものです。皮肉ではなく本気でそう思っています。
上下関係が厳しいのは社会人として当たり前のことなので割愛します。
変則勤務に関しては、確かに睡眠時間の少ない職種もありますが、
年間の休日の調整はしっかりしているので問題ないです。
支社業務になれば、休日に出勤する場合もありますが、
”俺は営業”にある通り所詮殿様商売、ノルマや納期に終われ、
一睡もできないような外の世界と比べると温いものですよ。
大卒で入社し現場。大いに結構ではないのでしょうか。
総合職に劣等感を感ずることはないと思います。
見るべきこと、やるべきことが違うので比較することはナンセンスです。
総合職は支社間を越えた転勤があり、
ある一つの支社の業務に完全に精通することは難しいと言えます。
しかし、鉄道事業採用者は長年同じ土地に勤務し、業務の隅々まで把握できるでしょう。
これら二つのタイプの管理者が絶妙なバランスを保って会社は成り立っています。
大卒として現場で高い向上心を持ちながら管理者を目指すことは、大変素晴らしいことですよ。
長くなりました。どうも書き始めると熱くなってしまいます(汗)
ありがとうございます!
(ひそかにM54さんからのコメントを期待していました(笑))
鉄道事業採用を目指す後輩への言葉、熱いものを感じました。
確かに、規律とか組合とか鉄道の諸問題はあるものの、それを差し引いても、現場でひたむきに働くことに向いている人には、鉄道事業採用は捨てたものではですね。
私個人は現場配属時代、ルーチンワークは(誰にとっても?)辛いものがありましたが、現場の若手とは非常に仲良くなり、今でも付き合いがあるんですよ。
それだけいい職場だったのだと思います。
ただ、希望に反して指令や支社などへの転勤を打診されたとき、渋々従うのも、拒否するのも、どちらも辛いですよね。
どこの会社にもある話しではあるのですが、鉄道は人事が強いので、こういうときに陰湿な空気を強く感じます。
M54さん、これからもコメントを寄せてください。
よろしくお願いします。
お返事ありがとうございます。
非常に参考になりました。経験者の方の生の声は、他のどの情報よりも嬉しいです。
今後の就職活動の参考にしたいと思います。
私も大変参考になりました!
お返事を見て、選考会に行ってまいりました。
約80人中、20名ほど女性がいて安心した反面焦ってますっ。まず80人も来るとは思ってなかったので…甘かったですね。
でも、ここを知らなかったらきっと選考に参加もしてなかったでしょうから本当にこのサイトならびに詳しくご返事をくださったM54さんありがとうございます。
逆に今では不自然なぐらい女性に優しいです。
設備的な面など、不便を感じる場面も多いかと思いますが、
それは今後どんどん解消されていくはずです。
今となっては鉄道事業配属採用の運輸系女性社員が一番いい思いをしています。
もちろん不規則勤務なのでそれなりに大変ですが、
ルーチンワークなので、産休+育児休暇の後にらくらく復帰が可能です。
今後は運転士のあと再度駅に行くという話もありますし、
住宅手当もバッサリ切られる(半額?)予定なので、
今後は給料が悪くなることはあってもよくなることはないでしょう。
某社は充実した福利厚生だけがいいところだったのですが、残念です。
なお「総合職は30そこそこで助役になれば800はもらえる」というのは誤解です。
それは他社。実際には600ぐらいでしょうか(地域による)。
それでも仕事内容のわりには多いように思われます。
ちなみに管理人さんやM54さん現職さん達と同じ会社(と思われる)の大卒現業2年目社員です。
ここにおられる方々はみなさん営業希望のようなので参考になるか分かりませんが、
私の給料も1つ参考にしてみてください。
私は地方支社の設備系職場で働いているのですが、
毎月の手取りはだいたい12万強くらいでしょうか。
地方の設備系社員は夜勤も超勤少なく、正直言いましてお給料は安めです。
ちなみに1年目の年収は300行きませんでした。
しかし、現職さん達も仰っている様に給料は安いですが、仕事の内容を考えると
まぁまぁ適正な額かなと思ってしまいます。
でも、40代後半の主任に給料明細見せてもらいましたが、
年収500万行かないんですよね……
ホント将来が不安になりますわ。
私などで良ければ今後もコメントしていきたいです。
というかコメントすることが私個人の良いガス抜きになってしまっていますね(笑)
総合職の人事は特に希望通りには行きませんよね。。
総合職は、それなりに高い仕事意識やキャリアプランを持ってないと採用すらされないと思います。
決して易しいものではない就職戦線を勝ち抜いた結果が希望通りの配属でなかったり
活躍の場が与えられなかったりでは、失望してしまうのが当然でしょう。
管理人さん、お忙しいこととは思いますが、給料に関するトピックを作られてはいかがでしょうか?
給料に関して気になる方も多いようですし
管理人さんの切り口で語る鉄道会社の給料談が読みたいです!
ごーさん、就活中さん
就職活動頑張ってくださいね。
自分がどこに重きを置くかで、この会社の価値は人それぞれ変わってきますから。
このサイトを見てよ〜く自分と相談することが最良の結果になると思います。
私が志望している鉄道会社に関しては、本当に裏情報を知らなかったのでこのような内部の情報を提供していただけると、この業界を考える際の材料が増えてとても参考になりました。
ありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
給料談ですか。なかなか難しいですけど、練ってみます。皆さんからの書き込みも参考に(笑)。
私自身マニアの域には達しませんが鉄道は好きなので、一応不満はなかったつもりでした。
給与もそれなりと聞いていましたし(私が聞いたときは3年目で新幹線運転士をしている人が月収35万ちょい、50前後で1000万)、何といっても小さい頃から夢見ていた鉄道業界で最初に現場をみてそこも経験できるんだと期待を感じていました。
ただ、実際ここでの皆様のコメントを見て給与の面では少し愕然としました。
実際もらえるのは総合職といえども結局旧帝国大学卒の人だけなんですね。
私は国立理系院生なので正直少し期待はしていましたが、それも幻想のようですね。
そこで是非聞いてみたいと思います。
私が聞いた給与は総合職として高すぎますか?
前に管理人さんが書かれているように一概に言うのは難しいかもしれませんが、直感で高い低いぐらいで結構です。
以上勝手な質問かもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、理系というのは、電気や土木工学等の工学系ですか?それとも、生物や化学等の理学系ですか?工学系の場合、国立理系院卒で事務はもったいないように思います。国立理系院卒であれ、事務系は事務系院卒の給与体系に基づいて、支払われるように思います。管理人さん、如何でしょうか?私の友人は、天下の超一流大学である国立T大の文系出身者です。彼は、超一流商社の営業マンの身分を捨てて、SPIとクリぺりンの試験勉強に多大な時間を費やし、昼夜をとわず努力し、勉強しました。それは、彼の憧れであった鉄道業界の現業職中途採用試験にチャレンジする為でした。たとえ国立T大卒でも、給与は現業職の給与体系に基づいて、支払われるので、所得は激減する予定であると、彼は嘆いていました。ちなみに、彼は某JRの現業職中途採用の筆記試験を受けましたが、残念ながら不採用でした。不採用の理由は不明です。
返信が遅くなり、すいませんでした。
私の3年目の給与明細を見つけました。
当時の私は、運転士のような不規則勤務(そのうえ手当付き)ではなかったため、額面で二十数万でした。
50で1000万?かなり偉い人ではないですか?
何度も言いますが、給与体系は採用によらず同一です。
(企業内病院の医療従事者は別ですが)
その中で役職や等級で給料が決まります。
高卒でも旧帝大卒でも、役職や等級、号俸、手当て等がすべて同一ならば、給料は同じです。
違うのは出世の階段です。偉くなるスピードですよ。
これも何度も言いますが、鉄道の給料は高くはないですが、問題にするほど低くもないです。
給料も大切ですが、それ以前に会社の中身、仕事の内容を考えた方が、私はいいと思います。
40年近く働くわけですよ。人生のかなりの時間を会社に捧げるわけです。
会社、仕事に満足感が得られなければ、どれほど高い給料をもらったとしても地獄ですよ。
だからこそ私は、ボランティアでこれだけの情報発信をしています。皆さんに後悔のない就職をして欲しいからです。
鉄道が大好きで、惚れ込んでいる方は、鉄道会社への就職にためらうことはないありません。
内情はどうであれ、給料への満足、不満はあれども、大好きな鉄道の仕事ができるわけです。夢を実現させてください。
返信ありがとうございました。
>ところで、理系というのは、電気や土木工学等の工学系ですか?それとも、生物や化学等の理学系ですか?
土木系ですが、保線に興味がわかず事務系で受けました。最近は理系から事務職も意外と多いようですよ。今回も、事務に理系がわんさかいました。
皆様からの意見は大いに参考になりました。
自分のやりたいことを一生懸命する。
私は、この人間の一番基本的なことが抜けていたようです。
少し回答に後押しされました。
丁寧な回答ありがとうございました。
大学入試という情報処理能力を問われる試験を通らなかった香具師はイラン。
鉄道が好きでもないのに大卒鉄事、特に輸送系(駅務スタート)を考えてる香具師は考え直した方がいい。
自他共に認める鉄ヲタで学歴の+が勝つかヲタのマイナスが勝つかと周囲から皮肉られておりましたが結果はJR旅客6社すべて受けて一番小さなとこにしか内定もらえませんでした。
管理人さんはかなり大手の鉄道会社だったのではないかと思いますが、私の内定先はそれに比べるとだいぶ小規模ですが、職場環境は違ってくる者でしょうか?
また、周囲は学歴に対してもったいないから留年して公務員試験でも受けろと言うのですが正直迷っています。自分でも今の内定先に満足してるわけではないですけど、鉄道会社へのあこがれはあります。(ちなみにJRで3年間バイトしてたことがあるので現場の仕事・人間関係の泥臭さは見聞きして、きれい事だけではすまないことは重々承知しています。総合職特有の厳しさはよくわかりませんが。)鉄道は役所体質といわれますが、国Tと比べてどうなのかも気になります。
最近某JRで契約社員を募集していて、3年契約社員を経験すれば正社員登用の試験の受験資格が得られるとのことです。
本当に正社員になれるのか、もし正社員になれたとして、その後の出世はどうなるのでしょうか?
最初から現場の正社員として入社した方よりも出世は不利なのでしょうか。
JRの契約社員になることを考えていて、この点が不安です。
それをそのまま言ってしまうと人が集まらないので、正社員登用のチャンス、というエサをぶらさげてあるわけです。
社会人採用ですら新卒がやりたがらない部分の穴埋めに使われている現状を見ると(社会人採用が乗務員に行けない、というのがいい例です)、契約社員あがりがそんなにいい思いができるとは思えません。
契約社員としての仕事自体に魅力を感じて応募されるぶんにはいいと思いますが、その後正社員になって出世して、という発想をお持ちであれば、応募はおやめになったほうがよろしいかと思います。
返信が遅くなり、申し訳ありません。
小さい鉄道会社の実態がどのようなものか、正確なところはよくわかりません。
国Tとの比較も、私自身は役所勤めをしたことがないので、何とも言えません。
想像を混じらせて答えさせていただくと、会社の規模が小さくても、基本的な体質は変わらないのではないでしょうか。
仕事の内容にこだわりますか、それとも鉄ヲタとして趣味を突き詰めますか。
その辺の選択になるでしょうか。
契約社員→正社員の話しですが、ウチの会社と違うかもしれませんが同じ駅で働いていた契約社員が3年働いたので試験をパスして今春から正社員になりました。乗務員にもなれるみたいなので正社員になれば恐らく変わりはないのではないかと思います。
私はある大手鉄道会社勤務を経て、現在は別業種の仕事をしています。仕事の上で、鉄道に就職希望をする若い人からアドバイス(頼りないことこの上ないですが)を求められることもあります。
ありきたりな内容ですが、心から鉄道会社に就職されたい皆さんは、その信念を貫いてチャレンジされることをお勧めします。総合職にせよ、現業にせよ、「結局は旧帝国大学」、「結局はコネ」、「結局は男性あるいは女性優遇」など、様々な「結局の壁」に出会うことは確かです。しかし、エントリーシートや履歴書を出さない限り、採用への第一歩を踏み出せないのですから、自分のやりたいこと・価値観を思い切ってぶつけてみてください。それが会社側とマッチングすれば、採用へのプロセスが自ずと進むものだと思います。ただし、合わないと判断されて、ご縁がなかったということもあります。しかし、それはそれで、自分の信念と価値観に気づいたわけですから、大きな一歩を踏み出しているはずです。
インターネットを検索したり、書店に立ち寄ってみると、「白い嘘」、「超学歴社会」など、就職・転職活動中の人にとって刺激的な言葉が踊っていますよね。また、具体的な社名や支社名を挙げ、採用プロセスの進行状況をリアルタイムばりに情報交換しているサイトもあって驚くばかりです。これから就職・転職というと、とかく噂が気になったり、自分だけの思い込み(大抵はネガティブな)のスパイラルに陥りがちです。どうか、前向きな気持ちでがんばってください。
>転職時に何をアピールしましたか?
現業配属時代の不規則勤務・世間一般が休む日曜祭日や盆暮れ正月も仕事があったことですね。結構インパクトがあったようです。
>転職市場において学生時代の研究等の評価は?
私の場合、特殊なケースなのであまり参考にならないかもしれません。学部時代の専攻と大学院時代の専攻と、両方聞かれました。特に、大学院での研究成果は採否に直結しましたね。加えて、学部時代の関心が社会人経験を通じて、なぜ、そしてどのように変わり、なおかつ深められたのかをしつこく聞かれました。あまり詳しいことは書けないのですが、私の場合、大学院に再入学をしています。学部卒業→鉄道会社→大学院修了→現職へのキャリア・パスの整合性を説明するのに苦労しました。
>鉄道業界にいた頃と現在、どちらが自分の理想に近いですか?
圧倒的に今ですね。一大学院生という立場に逆戻りをしても、今の方が理想的です。でも、駅に用事があって行くたびに、自分の原点を見ているみたいで懐かしく思うことがあります(とはいえ、富士山と古都が似合う某社の出札社員の緩急自在な対応ぶりには、私が駅にいた当時から感心していましたから、つい比較してしまいます)。
初めまして、こんばんわ。
書き込みありがとうございました。
一度大学院に戻られてから新たな道を切り開いたのですね。
すごいことです。尊敬いたします。
というのも、私も鉄道人生に悩んでいるとき、学校に戻るという選択肢を考えたものです。
しかし、その長い道のりを想像したとき、自分の意思に自信が持てず、断念しました。
私の周りで鉄道を辞めた人の中には、資格取得を目指した人もいますが、これも思い通りになっていなかったりします。
「今は別業種Via鉄道会社さん」のご経験は、ここを訪れる現職の方にも参考になると思います。
(「現職で転職を考えている人」にです。)
差しさわりのない範囲で、人生をやり直すことを決意した動機、その成功の秘訣などを教えてください。
今は別業種Via鉄道会社さん
お答え頂いてありがとうございます!
非常に参考になりました。これからも是非ヒントをくだされば嬉しい限りです。
管理人さん、今は別業種Via鉄道会社 さん、お二人とも怖いくらい私の今の考えと似ています。
私も一度、学校に戻ろうかと考えました。
ですが、そこに確固たる信念があるかといえば、自信をもって”ある”とは言えないのです。。
お恥ずかしい話ですが、新卒から数年経っても自分探しの旅ですよ。
自分の道を見つけ出したお二人には、本当に頭が下がります。
相当な努力をなさったんでしょうね。
お二人に質問なのですが、鉄道会社の経験が転職時にネックになったと思いますが、
逆に鉄道会社の経験を受け入れてくれる業界はありましたか??
それとも転職時は一つの業界に絞って不利を承知で受けていたのでしょうか??
非常に気になるところです。
管理人さん、掲示板の趣旨からズレてしまう質問になってしまってすみません(笑)
管理人さん、M54さん、お返事ありがとうございます。不満足な内容しか書けないかもしれませんが、これからちょくちょく寄せていただきます。どうかよろしくお願いします。
お二人から本質的な質問をいただいたのですが、上手く答えられるかナ?遠方に出かけたりと、本業が少し忙しくなる状況の中で、いい加減なことを書いてしまうと申し訳が立ちません。というわけで、少々お時間を下さい。
こんばんわ。Viaさんのコメントが楽しみですが、お先に私から。
今まで明かしていませんでしたが、私は現在IT業界(システム屋)にいます。
IT業界も広いですが、企業のシステム導入の仕事をしています。
今の会社の人事は、採用時、私が鉄道会社にいたことを評価しました。
理由は、鉄道会社は多くの企業からあらゆるもの(およびサービス)を仕入れる「ユーザ企業」なので、ユーザの観点を持って仕事ができるだろうというものです。
それは、私自身も一理あると思いました。
鉄道の現場ほど大変なところは少ないので、「現場の反発」というのが容易に想像できます。
システムを導入し、現場の仕事が変わってしまうのは大変なことです。
鉄道の現場を知っているM54さんも、これは実感がわくことと思います。
しかし、システム屋一筋の人には、その感覚がわからず、お客さんと気持ちが共有できなかったりします。
これが一点目です。
二点目は、また日を改めて・・・
まず雑事から。先刻、関西から戻りました。新横浜駅で、先行のひかり号が線路内に立ち入った人の衝撃を感知し、私の乗ったのぞみ26号が掛川駅の通過線で約1時間、抑止を食らいました。車掌長の放送と電光掲示板の内容から、大きな人身事故に発展したと思われます。直後にやって来たのぞみ128号もホームで抑止され、普段はこだましか停車しない駅に二本ののぞみ号がぴったり並ぶという異様な光景になりました。東京には「おくれ57分」で到着です。私はもう家路につくのみで、空席の目立った500系グリーン車の座席での休憩時間が長くなったのでかえって良かったのですが。東京・上野各駅発の新幹線・NEX・ひたちに乗り継ぐなど(金曜の夜!)旅の続きのある方や、何よりひかり号にぶつかってしまわれた方は本当にお気の毒だったと思います。
今日お答えしたいのは、管理人さんの質問にある「成功の秘訣」という部分です。私のほうこそ、できればご教示いただきたいくらいです。ひとまず、私の考え方を書かせていただきます。月並みかもしれませんが、
転職であれ、大学・大学院再入学であれ、「現職」で受験なさることをお勧めします。私が考える理由は次の通りです。
@経済的にゆとりをもって挑戦できる
(履歴書等文具代、切手代、写真、交通費(遠方の場合は宿泊費も必要)などばかになりません。その他、日々の生活費、社会保険料など、退職してしまったらかなりの負担を強いられます。
A中途半端でやめられる人、という印象を与えない
「まだ辞めていません」というのは、責任感、粘り強さの大きな自己PRの一つになり得ます。
B後悔先に立たず、ということを回避できる
一時の気の迷い、人に愚痴をこぼせば解決する、職場の異動で解決できるというものか否かをチェックできます。仮に転職活動に踏み切っても、いつでも鉄道人生に戻れます。
C現職をもつことで生活に緊張感が生まれ、それがその人を包み込むオーラのようになっている
すいません、今日のところはこんな感じでいいですか。
確かに、退職する前に転職先の内定を獲得しておいた方がいいですね。
しかし、辞める前に転職活動するのは大変ですよね。
面接を平日の昼間に受けなければならない場合、休みを取らなければならないし、なんとなく周りに気づかれてしまいます。
たくさんの会社を受ける時間は取れないかもしれません。
(現場勤務ならば別かな。)
私の場合はそんな苦労がありましたが、Viaさんはどうでした?
学部は、就職では旧帝国大学に準じた扱いをしてもらえた旧高等商業系の文系出身です。鉄道経由で入学した大学院は、西日本にある旧帝国大学の経済・経営系専攻の科です。私は、いわゆる現業実習が終わって後輩を指導する立場になっても、そのまま現業のような場所にいました(但し、土休祭日は休みでした)。
1、前回のお返事です。
管理人さんの苦労は私も想像できます
>たくさんの会社を受ける時間は取れないかも
>(現場勤務ならば別かな。)
これは仰る通りです。規模の大きな鉄道会社の本社
や支社勤務、人員配置の少ない部門や中小の私鉄・バス会社などにいる方は時間の確保が難しいですね。
>面接を平日の昼間に受けなければならない場合、
>休みを取らなければならない
私の場合は、大学院入試の方に力を入れていたので、
転職活動については応募先を絞り込んだのですよ。
私が最後にいた職場は、幸い人員配置が多かったので、比較的融通が効きました。それでも、休暇を乱発するのは気が引けたので、数を絞るしかなかったですね。もっとも、書類選考でご縁がなかったり、電話や一次面接の手ごたえがなかったところは撤退する、という事情もあったのですが。ただ、大学院受験→合格発表というときは、併願校も含めて10日間休まなくてはいけないことになったので、けじめをつける意味で退職願を出しました。
>なんとなく周りに気づかれて
これも気を使います。私は、人材バンクなどへの登録
を避けましたね。また、同業他社やその関連会社への
応募、出入りしているメーカーも外しました。もっともこれは、仕事内容が分かっているので、自分の環境を変えるには意味が無いと思ったこともあります。
あと、職場では転職を連想させる言動を慎みました。
2、管理人さんのもう一つのご質問へのお答えです。
>人生をやり直すことを決意した動機
大きく分けて二つあります。
一つは、後進の指導にあたる中で、自分の適性が他に
あるかもしれない、と考えたことです。私の場合、あ
る一つの事物の因果関係をじっくり追求することが好きだった(特に経営学上の人材育成論と社会学ですね)ので、本気で勉強してみたいと考えました。
企業派遣という手もあったのですが、それだと専攻が
ずれてしまうので。
もう一つは、現業実習や次の職場で接した専門・短大
卒業の仲間たちの気概に負けてしまったことですね。
彼らは運転士や車掌、あるいはカウンター業務のプロ
になろうという意気込みがすごいだけでなく、上手く
いえないのですが、客あしらい上の機転が利くという点で、私は到底敵いませんでしたね。これはいい意味で理解していただきたいのですが、特に女性数人は
「じゃりン子チエちゃん」的な天性の頭のよさが
あったと思います。私が接した男性は運転士や寝台特急の車掌になっています。女性たちの何人かは今、特急列車の車掌を任されていると聞きました。私の周りにいた人は、大体、新人の頃から既に、「いけ好かない客」が来たときのあしらい方、その後他のお客様に接する時の気持ちの切り替えの早さがごく自然とこなせていました。当時の私は、それが相当プレッシャーになっていましたね。
>鉄道会社の経験が転職時にネックになったか
まず、転職活動時に書類選考落ちも経験していますが、これが鉄道経験と因果関係があるのかどうかは
分からないですね。ちなみに、大学院入学時と今の仕事では明らかにプラスになりました。現業で四苦八苦
したことを飾らずに説明しましたよ。
>鉄道会社の経験を受け入れてくれる業界は
>それとも転職時は一つの業界に絞って不利を承知で
おそらく管理人さんの方が適切なお答えを下さるはずですが、私の場合は教育関係、社会福祉系に照準を合わせました。また、現在の職業は大学院を経た以上、特定の業界およびその周辺領域に絞らざるを得ませんでしたね。
僭越ながら、M54さんが毎日を過ごしていて張り合いがあり、かつ苦しいことがあっても続けていける自信のある業界にチャレンジされてはいかがでしょうか。
転職あるいは学校に戻るというと、とりあえず受かることに気が向いてしまいがちです。しかし、そこで
自分が決めたことに責任を持って歩んでいくことの方が実は大切ですよね。そんなことを考えながら、かえって現職の魅力を改めて見直した、ということがあっても、これまたすばらしい経験になると思います。
ゴメンナサイ、先輩風を吹かせてしまったようですね。
申し訳ありませんが、M54さんへのお答えを「鉄道マニアと採用」の方に誤って書いてしまいました。
お手数ですが、削除を願えれば幸いです。
私も「鉄道マニアと採用」については書きたいことが
あるのですが、よろしいですか。
こんばんわ。長文のレス、ありがとうございました!
鉄道に勤めている中で自分の適性を見つけられたとのこと、前向きに自分と向き合えたのですね。
(当然、悩み、苦しまれたこととは思いますが。)
決意し、働きながら大学院入試に合格されたとは、すごいですね。
時間が限られている中、職場には知られずに勉強を続けるのは大変ですよね。
鉄道は、社内の飲み会が非常に多い業界ですが、大丈夫でしたか?
Viaさんのコメントを読んで、私も転職を決意した経緯も書きたくなってきました。
これはまた記事にしますので詳細は控えますが、私の場合、気分がどん底まで沈んだ後、吹っ切れたように決意しました。
「鉄道マニアと採用」の方でも、コメント楽しみにしております。
どうぞ、どこでもバシバシ書きこんでください。
管理人さんの「人生の列車の乗換え」の経緯を是非
お聞かせください。楽しみにしています。私は今日は自宅研修日で、来週から忙しくなるので今のうちに書けることを書いておきます。お言葉に甘えて、「鉄道マニアと採用」に、寝台特急を題材にして書き込みをしました。
>社内の飲み会
管理人さんも同じようなことを書いておられましたかね。インフォーマルな飲み会の席で重要な情報が、早めに上長から通達されるというのは日常茶飯事ですね。経験則では、異動の内示、規則の変更、出札機
械更新予定など、出席していないといつのまにか周りから取り残されるということへのプレッシャーがありましたね。私の周りでいち早くこうした情報をキャッチし、自分の職務に有益になるようアクションを起こしていたのは、専門・短大卒の仲間でした。
私の場合、歓送迎会やどうしてもというとき以外は失礼していましたね。これは「社内の飲み会」といえるか分かりませんが、時折、「これからの鉄道業界」云々といった講演会の後の部がありました。そんなとき、同業他社(とりわけ古都を観光資源にもつ企業)の社員が懇親会に大勢来るというときはなるべく顔
を出していましたよ。私は、チエちゃんのお父はんのテツと同様、酒よりは食・甘味という方です(といっても、テツのような性格的な強さや豪快さ?はないですが)。みんな、飲めない酒を強要する人ではなかったし、飲めない女性社員もいたので断ることへの抵抗はなかったですね。
>働きながらの受験
私が受験した当時は、大学院重点化の時期でした。英語と専門科目だけですし、受け入れ数も倍増していましたから、学部入試よりも遥かに易しかったです。今では定員を絞る傾向にあるようですが、大企業や小中高教員試験の採用増傾向に加えて、大学側も研究職
に向いていないと見極めた人を早くから諦めさせる姿勢に転じていることが知られているので、現役の学部4回生のモラトリアム的な進学が減っています。従って、競争率はそれほど上がっていません(勿論、例外あり)。受験を煽るつもりは毛頭ありませんが、大抵勉強が好きな傾向のある鉄道総合職にある人だったら少しの努力でねじ伏せられる試験でしょうね。鉄道会社に入るより遥かにやさしいです。むしろ、厳しい競争社会がやって来るのは入学後です。学部からそのまま進学してくる意識の高い若い人、さらには他大学で同分野を専攻する人同士での、理論構築力と論理的思考の真っ向勝負ですから。
当時から英文を読んだり、和訳したり、英文で何かを書いたりというのは全く苦ではなかったです(もし駅長や主席助役が聞いたら、時刻表のピンクのページを見て旅客がいるつもりでシミュレーションするという訓練をせえよ、と言われそうですね)。独学に適した教材も充実していますから、30分単位のまとまった時間を効率よく使っていました。とにかく細切れに出来る時間を大切にし、休んでいるでもなく勉強をするでもなくといった無駄な時間を減らしていましたね。この精神は、今も役に立っています。
お答え頂いてありがとうございます!
転職の「成功の秘訣」から経緯に至るまで参考になる話ばかりです。
転職活動の際、現職であることは重要ですよね。
”保険”として考えた場合の鉄道会社は非常に魅力的だと私は思っています。(笑)
思い返せば、新卒時にも一つ内定が出てからの方が自信がついてうまくいったものでした。
現職であり続けて、会社にバレずに水面下で転職活動を続けるのが目下の課題となりそうです。
Viaさん
>>自分が決めたことに責任を持って歩んでいくことの方が実は大切ですよね〜
のくだり、心に響きました。
今後、私に新たな道が開けるかは分かりませんが、殻に閉じこもりがちな鉄道業界で外に目を向けること自体、意味があることと思います。
これからも先輩風吹かしてください!
話は変わりますが、Viaさんの働いていた会社には驚きです。
恐らく私と隣り合わせの会社だと思われますが、現場社員のレベルに明らかな差がありそうですね。
同じ鉄道会社でも、Viaさんの会社であれば、考えも変わっていたかも??
今後も鉄道人生を歩むなら、私は現場社員の性根を叩き直すことが自分の使命だと思っています。
入社前はこんなこと考えもしなかったですけれどね。。
管理人さん
IT業界ですか!管理人さんのコメント共感できます。
鉄道の現場で、あるシステムが変わる時の反発といったら他の会社の比じゃないでしょうね(笑)
「ユーザー企業」としての経験を武器にできるのは本当に羨ましいです。
私は、○○重工のような重厚長大産業で働きたいという思いがありました。
しかし何故か「ユーザー企業」である鉄道会社に入社しました。
内定をけって
管理人さん
内定をけって(重工会社の)まで入社してしまう強力なブランドイメージを感じてしまったんです。今でもここが不思議なところですが、、
鉄道会社に数年いたことで、技術的に転職できないのではないか?という不安があります。
ですが、やるべき事をやって、夢破れたら仕方なく現状を受け入れるつもりです。
管理人さん、今後是非、転職の経緯を教えてください。
毎日のお仕事、それに将来設計の計画、本当にお疲れ様です。暑い季節を迎えますので、体調には十分ご注意ください。もし今いらっしゃる部署が本社的なところであっても、現業の応援に駆けつけなくてはいけない場面も多いと思いますから。私は今日も自宅研修日です。この機会を逃すとだいぶ先になりますし、是非発信しておきたいという気持ちもあったので、失礼を承知で連日の長文を書かせていただきます。
>恐らく私と隣り合わせの会社?
何しろ規模が大きいので、案外同一会社の全く違う部署だったりするかもしれませんね(笑)。
>現場社員の性根を叩き直すことが自分の使命
高すぎる倍率を突破して、入社したというだけでウハウハしちゃってるよコイツ、とか、就職活動で精魂尽きてしまったのでは、と思いたくなる人がいますよね。過去には、福利厚生の充実度や不規則勤務のご褒美的に付与される社員の権利に舞い上がって仕事と趣味の区別がつかなくなっているという論外君もいました。でも今から思えば、年が若いがゆえに仕方が無いなとも思いますが(それでいて、早くからちゃんと
結婚相手がいて、順調に家庭を築いていく人も多いのですから面白いですね)。
では、ウハウハタイプの社員が接客をするとどうなるのか。新入社員ワッペンが外れた頃、お客様のことを裏で「客」と呼び捨て的に呼ぶようになります。そして、「こちらは客を選べないけど、客だってうちを選ぶしかない」という気持ちが生じます。何と言うのか、採用段階で落ちていった人やお客様に対して、自分がまるで上であるかのような言動をするんですよ。そのような考えが、引いてはお客様の大切な命をお預かりしているという意識をなくしていきます。ワッペンをつけているうちに、会社にとって有為な人材とし、さらには一人の人間として内面を磨いていくよう仕向けるのが指導職の役目だと思っていました。
ところで、M54さんは女性の方ですか。
私が駅で見習い生だったとき、指導についてくれたのが同い年の短大卒の女性でした。過去の書き込みを
拝見し、何かその人を思い出してしまったからです。
出札に長蛇の列が出来ている夕方、前売り指定券を
買いに来られた一人の若い女性のお客様がいました。
連れの方と隣り合う席をご希望されたのですが、生憎代案を含めてご期待に添えない結果となりました。このお客様は耳が不自由であったか、病気で一時的に
聴力が落ちていたかしていたらしく、私の説明をなか
なか分かっていただけませんでした。それでも声を大にしながら同じ説明を繰り返したのですが。
やがて、後の列のお客様がイライラした様子で立ち去っていくのが目に入りました。ついに、この女性のお客様の直後の男性が、
「俺は10分後の特急で帰りたいんだよ!いつまで
のろのろやってんだよ!」
と怒りはじめてしまったのです。それまで意図的に
黙って私に一人で対応させていた女性の先輩が、紙と鉛筆をお客様に差出し、脇へ避けてもらって説明をはじめ、私は次のお客様への対応を命じられました。
仕事が落ち着いた頃、先輩から怒られました。女性が再三顔を近づけようとしていた様子、しまいには泣きそうになっていたことを挙げ、その仕草で何かおかしいと気づかないのか、と。また、怒鳴ったお客様も
決して誉めたものではないが、私は一言も詫びずに
淡々と発券していた。耳の不自由なお客様、列を離れたお客様を含めてあの窓口は対応が遅いから他社の窓口で買おうという選択もできるのだ、一期一会のお客様の軽視は言語道断だと。そのときに、「お客は店を選べるけど、店のモンはお客を選べないの」というじゃりン子チエちゃんの台詞を教えてくれました。私がじゃりン子チエの面白さと有益さを知ったのはこのときです。今から思えば、自分の置かれた状況を瞬時に把握し、どんなお客様が来ても動じない精神を磨け、という主旨だったと考えます。
因みに、この先輩はその後結婚・出産を期に退職しました。後知恵的ですが、この人の教え方は一から十まで教えるのではなく、自分で困って考えて答えを出そうとする姿勢を身に付けさせようとしていたのかもしれません。この精神は今の仕事でも立派に通用しています。もしあの人が総合職だったら、M54さんのような使命感に燃えて、やがては現場長になっていただろうな、男女問わずそういう情熱を生かせる組織であってほしかったな、と思っていたのです。
M54さん、すいません、勝手に人様を引き合いにだしてしまって。
鉄道関係の検索をしていて、たまたまここに巡りであいまして、衝撃とともに興味津々と見させてもらいました。わたしのじいさんは昭和初期に大卒で国鉄に入り、叔父も国鉄マンで・・・となるほど、その二人は身内ながらそりゃあもう、厳しい明治男で冗談のひとつも通らぬ堅物だったのを思い出しまして、思わず苦笑しました。学校を出たら、国鉄に就職といわれてましたが、当時国労紛争が長引き、かなわず・・・でも良かったかも、こんな縦社会、私には間違いなく耐えれてません。あまりに濃い話にハマってしまい、ついとりとめも無いことを書き込んでしまいました。失礼しました。
返事が遅くなってしまってすみません。。
長文でのレスありがとうございます。
改めて感じましたが、
本当にこのサイトならびに皆様からコメントいただけることはありがたいことですね。
Viaさん、残念ながら?私は男なんです(笑)
私にも男顔負けの熱意を持った女性の同期がいるのですが、
女性特有の考えを鉄道に浸透させることは今後各社ともに重要になるでしょうね。
じゃりん子チエ、面白そうなので今度漫画喫茶で読んでみたいと思います。
管理人さん
ここで読書ということで一つ。
”鉄道業界の舞台裏の本棚”から”若者は〜”と”沈まぬ太陽”を読んでみました。
2冊とも考えてしまう内容でしたね〜。
私は組合は中立派ですけれど、恩地さんの流浪の身に自分を重ねてしまいました。。
定刻発車についてはい同期の鉄道好きに強制的に読まされた経験が(笑)
返事が遅くなってしまってすみません。。
長文でのレスありがとうございます。
改めて感じましたが、
本当にこのサイトならびに皆様からコメントいただけることはありがたいことですね。
Viaさん、残念ながら?私は男なんです(笑)
私にも男顔負けの熱意を持った女性の同期がいるのですが、
女性特有の考えを鉄道に浸透させることは今後各社ともに重要になるでしょうね。
じゃりん子チエ、面白そうなので今度漫画喫茶で読んでみたいと思います。
管理人さん
ここで読書ということで一つ。
”鉄道業界の舞台裏の本棚”から”若者は〜と沈まぬ太陽を読んでみました。
2冊とも考えてしまう内容でしたね〜。
私は組合は中立派ですけれど、恩地さんの流浪の身に自分を重ねてしまいました。。
定刻発車についてはい同期の鉄道好きに強制的に読まされました(笑)
大変失礼いたしました!確認の意味合いが強かったのですが、お答えいただけてありがとうございました。因みに私も男性です。
>女性特有の考えを鉄道に浸透させることは今後各社
>ともに重要になる
これは全く仰る通りです。M54さんのこのご指摘から、新たなテーマを思いつきました。今、管理人さんの許可待ちです。是非とも、お力をお貸しください。
返信が遅くなったのですが・・・。
本読まれましたか。「沈まぬ太陽」は同じ旧親方日の丸企業の航空会社の話ですが、驚くほど旧国鉄と似ていますよね。
(むしろ鉄道会社の方がひどい部分があったり)
M54さんも「流浪の身」なのですか?
主人公の恩地さんと違い、鉄道会社では海外にまで流浪しないので、その点は鉄道会社の方がましですよね。
雰囲気をかもしているビルの本社要員は、皆「一流大学を優秀な成績で卒業、容姿端麗、入社後の人格・才能申し分なし。加えて政・財・学・官界の有力な縁もあり?」と評せる人物が固まっている。中には、生半可な大学の教員よりも遥かに論理的で知的で情に厚いという人もいる。今でも、その評価が揺るがない人も数多い。こういうひとたちこそ、将来の「元帥・大将」という将官として会社を率いていくんだ、ということを、会社は内外にPRしているのだ。悔しいが、一応は元帥・大将を目指せるという触れ込みある位置にいた私から見ても、仕事でも私生活の充実でも、
人脈構築でも、到底敵わない人たちであった。
これは、私が鉄道を離れる前の経験だ。学界で著名な教授を数人招いて、超党派ならぬ鉄道各社の超会社的な勉強会に聴衆として出たときのことだ。どうやら、将官コースにいる人間の好奇心をくすぐる意図もあると推測された。著名な教授であられるだけに、服装もかなり上等なものだった。さて、順番は、ある一人の教授の講演に入った。そのとき、本社の要員が実に目を生き生きさせていた。仮にX教授とする。X氏は次のように言われた。各大学教員の採用は原則として日本の一位二位の大学から行い、それに順ずる明治以来の官制大学や有名私学の人には筆記試験を受けさせた上、適性を見極めよ、という主旨だった。さらに展開し、中堅大学以下の大学から大学院の時点で明治以来の官制大学に進学した大学院生の質の低さを声も高らかにお話された。最後に、高校卒業時点での偏差値がいかに大切かを繰り返し強調し、できるだけ組織に従順な人たちをマネジメントしていくことこそ鉄道組織のあり方なり、ということを語った。X教授は満場の拍手を浴びていた。X教授の見解に異論が多々あった私だが、それ以上に、私は容姿端麗な聴衆たちの感動ぶりに大きな違和感を覚えた。私は言ってやりたい気分を必死に押さえた。「あなたたちが就職希望者に熱く語り、社内の人に常日頃語っていた言葉はどこへいったのだ。ごく一部のマネジメント要員だけがやりがいを感じれば良く、あとは手足として使いやすい人間であればそれで良いのか」と。
その後、同業他社の知り合いとコーヒーを飲みながら、しばし、先刻の講演の批判合戦(負け犬の遠吠え?)になった。これなら、(体質的に良く似ていると思う)大正・昭和初期の旧日本海軍の方が、ずっとリベラルだったと。
お聞きしたいのですが、私は大卒現業のほうで採用されました。
大学は旧帝の院卒ですが、この場合昇進にも学歴が少なからず影響するのでしょうか?
旧帝大の院卒で現業採用ですか。正直驚きました。
ちゃんと頑張っていけば、現業採用のトップクラスにはなると思います。
お返事ありがとうございます。
それはやはり学歴が関係しているということなのでしょうか?
できれば支社等の企画部門に行きたいと思っているのですが、可能でしょうか?
支社で働くのはまったく問題ないと思います。
頑張ってください。
はい、以前から、高卒で本社勤務の人はいます。
上記のコメント見させて頂きました。
大変参考になりました。
一つお聞きしたいことがあります。来年現業で採用試験を受けようと思うのですが、現業でも旧帝など学歴が関係あるのでしょうか。ちなみに、私は私大卒になります。
上記のコメントの答えと重複する部分もあるかもしれませんが、お答えいただければと思います。
そもそも現業ですからね。駅で働き、車掌を務め、ハンドルを握る。そういう仕事を長年やるわけです。
「俺は大卒だから」という意識が見え隠れしていると、現場で嫌がられる可能性があります。
大卒だろうと、旧帝大卒だろうと、朝は先輩にお茶を汲み、泊まりであれば率先して夕食を作る。
大卒であることを忘れられるくらいの方がいいと思いますよ。
全体的に、出世を意識する人が多いように見えるのですが、鉄道は大勢で行う仕事ですから、どのような採用であろうと、若いうちは可愛がられる人でないと合わないと思います。
説教臭くてすいません。
でも、鉄道に入る人たちは、可愛げがないと、結局苦労することになるような気がして・・・
佐藤充
期待と不安でいっぱいですが、来年から頑張りたいと思います。
質問があるのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。
寮や社宅等の住宅に関する手当はどのようなものか?実際に利用した感想など。
また、当方は電気系になりますが、電験等の各種資格に対する手当の有無と、その金額など。
今現在某鉄道会社の駅で働いているものですが、同僚が事由書なるものを書いたと耳にしました。
事由書とはなんでしょうか?
また、書くと何か出世に影響するのでしょうか?
わかりませんが、事由は理由と同義ですから、何かミスを犯し、その理由を提出するのではないでしょうか。
佐藤充
総合職でとある鉄道会社に入り5年ほど経ち、ふと将来のことを考えると、なんて意味のない仕事をしているのだろうと毎日後悔の日々です。管理人さんと同じく就職活動は苦労なく終えたばかりに転職活動も簡単だろうと思っていました。
けれど、メーカーや商社には見向きもされない存在となってしまいこの5年間をやり直したい気分です。
もっと世界中どこでも活躍できる人間になるべくこれから頑張っていきます。
それでも、厳しい状況の中、前向きなお考えを持たれていることに、心よりエールを送ります。
厳しい状況でも、まだ若いのですから、色々な可能性をお持ちだと思います。
気持ちを切らさないで、頑張ってください。
気持ちが切れそうになったら、こちらでも、ヘッダの「お問い合わせ」からでも、書き込んでください。エールを送りますから。
佐藤充
その中で、気になったことを書いてみる。
出世に関しては、少し微妙。
母集団の中の旧帝国大学出身者は30%以上占めているため、出世している面々の学歴がそこに偏るのはまま仕方ない気もする。
この掲示板には早慶出身者っぽい人もいるけど、それなりのとこまでは出世するし、旧帝だろうと本当にトップまでのぼりつめるのは一握りなので、気にするだけ無駄だと思う。
特に就活段階なら、出世のことよりこの会社が大丈夫かどうかとかそっちを見た方が良いと思う。
あと、ルーチンワークがどうのこうのって文句たれてる人が少し良く分からない。
就活のときにもそういう説明受けたり、事前に調べて同意の上で入社したんじゃないの?と思ってしまう。
総合職(鉄道の場合は特に)なんて、専門的に何かずっとやるって訳でも研究職でもなんでもないし、そこに何か技術を身に付けようって考えがやはり良く分からない。
それなら、メーカーなり研究職なりに最初から行けば良かったと思うんだが。
つい先日も転職した若い奴がいたが、最初のうちは新鮮な仕事で楽しそうにやってたが、今じゃ「戻りたいけど戻れませんかね?」って泣きつく始末。
上司とよほど折り合いが悪くない限り辞めるのは本当にもったいないと思う。
結局は、上司次第なんだけどね。
最後に、アドバイスを何点かしとく。
・労働組合は黙って東日本労組(8割の加入率)に加入しとけ(じゃないと昇職試験で落とされやすくなる)
・国家資格の勉強は入社後にも怠るな(転職考えてるならなおのことだし、手当も場合によっては増える)
・通教はたくさん提出しとけ
・遅刻は死んでもするな
・とあるパス(入社後に何のことか分かるはず)を無くさないように、穴をあけて管理しとけ
地方帝大よりも早慶の方が全然多いんだけど